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kicky Academy が目指すもの

【医学的モデルの問題】

医学的モデルは疾病が起こることで機能障害活動制限仕事や習い事・行事への参加制約が起こるとされています。このモデルでは医療機関での治療やリハビリをすることで、一定数の患者の活動制限を防げると考えています。しかし、一定数以外の方はリハビリ期間の制限などを理由に医療機関との繋がりを切られてしまう、保険的問題が起こっています。では、その方々はどうしているのでしょうか?

人によっては整骨院へ行ったり、整体に行ったり、ヨガやピラティスなどのボディーワークの世界にリハビリ難民の方々が流れているのが現状です。そういう方々に対して体の健康を維持・向上するには、しっかりとした知識と技術が必要です。

ここ最近は「社会的処方」という言葉が出てきています。これは医療機関が薬を提供するのではなく、ヒトとの繋がりを処方することを言いい、医療機関から各施設へとヒトが流れる時代がくることが予測されます。ヒトとの繋がりは、健康寿命をのばすという報告もあります。その時期に向けて、医療機関から信頼でき、患者を任せられる人材育成をすること。それが地域の健康に繋がり、延いては日本の健康に繋がると我々は考えています。

【予防の重要性】

医療機関には疾病を呈してからの関わりになります。疾病を呈するということは、何らかの問題が短期的もしくは長期的に起こっていた結果です。この問題は事前に防げることも多いのではないでしょうか。健康に携わる職種ができること、それは“予防”です。例えば、変形性関節症は軟骨の摩耗と炎症を繰り返す慢性疾患とされていますが、関節が摩耗する原因を考えれば、「筋力の低下」「関節可動性の低下」「体の使い方の癖(動きの質の問題)」などがあり、これらは事前に予防可能なことです。高血圧や2型糖尿病なども、その1つでしょう。

医療機関に1歩踏み入れる前に、健康に携わる職種がサポートすることで、事前に防げる疾病もあると考えています。

【知識と技術の問題】

リハビリに関わる治療者の人数は190,000人を超えています。他の職種の治療者は75,000人を超えていますが、この職種の人たちが皆共通した知識と技術を持っているわけではありません。現在では共通して受けられる技術の高い教育がないのが現状です。また講習会の数も多く、選択に迷うという問題、そして講習会の参加は個人の意思に任せられているため、個人差が大きくでてしまいます。

身体の本質を学び、一貫して教育ができる場を作ることで、多くの方々を健康に導いてきたいと考えています。

我々、kicky Academyは知識レベルが高く、臨床に特化した講師が多くいます。目先の技術や頭でっかちな知識ではなく、目の前の患者様やクライアント様の生活背景から環境的要因、身体的問題など、多くの視点から改善できる人材を育てたいと思っています。

kicky Academyでは医療機関を中心に『予防できる層』『医療機関から離れた層』に対して、体の本質を学んだ者が健康を届けることを目的にしています。そこには多くの職種が関わることでしょう。

kicky Academyは理学療法士、作業療法士、柔道整復師、鍼灸師、トレーナー、インストラクター、整体師等の職種が対象の“体の本質を学ぶ”教育機関です。

病気になる前に予防し、病気になってしまったら医療機関へ送るり、病気から回復した人に再度予防を行う。病院の保険的問題でリハビリ難民になった人には適切なサポートをし、必要であれば医療機関への紹介をする。このような体系を作るために、知識と技術が絶対的に必要であり、この層に向けて力を発揮するために  のです。

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